2008.04.28

直近データによる鉄源需給の概況

(社)日本鉄源協会


1.粗鋼生産
2008年3月の粗鋼生産(速報)は、前月比9.9%増、前年同月比5.1%増の1,077.9万トンと、22ヵ月連続で前年同月を上回った。3月の単月生産では過去最高を記録した。また、炉別生産では、転炉鋼が800.8万トンで前月比9.8%増、前年同月比では6.9%増、電炉鋼は277.1万トンで前月比10.0%増、前年同月比では0.3%増となった。前年同月比では転炉鋼が22ヵ月連続の増加、電炉鋼は2ヵ月連続の増加となった。
この結果、2007年度の粗鋼生産は1億2,151.6万トンと1973年の1億2,001.7万トンを超えて過去最高を記録した。

2.鉄スクラップ市況
@ 国内
2008年4月第4週3地区平均の鉄スクラップ価格(鉄源協会モニター調査)は57,913円/トンで、前週に比較して2,822円/トンの値上がりとなり、11週連続の上昇となった。
地域別の対前週価格は、関東が3,833円/トンの値上がりで上げ幅が最も大きく、関西が2,333円/トンの値上がり、中部が2,300円/トンの値上がりであった。3地区平均価格は5.8万円近い水準となった。

A 米国
2008年4月第3週の米国コンポジット価格(3都市平均、東海岸)は502.50 ドル/トンで、対前週横這いで過去最高値を維持した。

3.鉄源輸出入
@ 鉄スクラップ
2008年3月の鉄スクラップ輸出は、前年同月比2.0%減の56.7万トンと、2ヵ月連続で前年同 月比マイナスとなった。うち普通鋼屑に該当する「その他屑」は48.5万トン(同3.9%減)であった。
向け先別に見ると、韓国が24.7万トン(前年同月比3.6%減)、中国が27.8万トン(同45.6%増)、台湾が2.6万トン(同75.4%減)となり、韓国が4ヵ月連続の前年同月比減、中国が3ヵ月連続の増、台湾が2ヵ月連続のマイナスとなった。2006年8月以来韓国が最大の輸出国であったが、3月は中国が韓国を抜いてトップとなった。
一方、鉄スクラップ輸入は1.5万トンで前年同月比29.7%減と2ヵ月連続の前年同月割れとなった。

A 銑鉄
 2008年3月の銑鉄輸出入は、輸出が1.1万トン、輸入が9.2万トンであった。


リンク : 鉄源需給表 Supply and demand